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春は30デニールのタイツで

考える、の整理をしたいと思っています。

暖かさや柔らかさはすべての力を大きくする

切れ味の鋭いナイフに一枚柔らかい布をまとわせたらきっと抜けにくくなって傷口は広がるし、体温は誰かを温める役割があるし、キンキンに響いてしまう声にはフィルターがある方がいい。

一枚、柔らかさを纏える人に憧れる。自然とそれを持っている人も、それの使い方を知っている人も。あの人やあの人やあの人。冷たい闇もあたたかいものに変える力を持っている。
そしてきっと、一瞬で闇だけにもできるのだ。それをしない強さがとても美しい。



リバーズエッジを初めて読んだ。
椎名林檎が好きなら全員通るのではなかろうか?と言われる(勝手に思っているだけなのだけど)岡崎京子をわたしは全く通って来なかった。読んでみたいとぼんやり思いつつ、漫画を買うという行為自体ほぼ皆無な現在、手に取るまでには至らなかった。今回出会ったのも、旦那氏がサブカルなんちゃらという番組を見ていて出てきたから買った。という。
なんというか、彼はそういうタイプのものがあまり好きではないイメージだったので岡崎京子を買ったと言った時はびっくりした。
とはいえ、彼の方が椎名林檎を吸収していたし、彼の方が椎名林檎度は高かったのだけど。



で。
好きじゃなさそう、って言ったら

好きじゃないかも、って何ページかめくりながら言った。


彼のことを頭の中で作っていた。表面をなぞる作業に合わせて、内面は過去のパーツを当てはめて、記憶から想像して知らない部分もできていった。なんとなく違うな?って思う部分もとても合うな!と思う部分も、そこを合わせるでも解消するでもなく、ただ吐き出して過ごしてきた。
それがどうにもならなくなってから、本当の彼を、また表面をなぞりながら作り始めた。見たものだけはめ込んでいく。まだ全然足りない。まだ全然わからない。それでも、私の中の彼はどんどん変わっていった。それに戸惑ったり、どうして?ってなったり。本当は?って…
真実なんてなんでもいいのに、それが気になって仕方なくなったりもする。

まぁ、そもそも、変わったのではなくてもともと彼はそうだったのだけど……
ずっと、殺され続けてきたって考えていたけど、私が彼を殺し続けていたのかもしれないなって、今は少し。



お金やものや場所や、の、価値を、今一度見直している。欲がなくなってきているのか、無限の欲なのか、それ以外のニーズが自分の中に出てきたのかはまだわからないけど、自分に何が必要なのか…自分は何ができるのか…みたいなことを、今までの考えるより、もっとバラして、本当は?本当に?って自問自答してる。たまに周りにも問うてみたりしてる。
「周りにも問う」ということを、今までしてこなかったと、それをしてみて初めて思う。
自分の実感と相手の感覚。
立場が変われば、私は相手で 相手は自分。


石井ゆかりさんの週の占いを思い出したり目に入った時に読んでいるのだけど、その通り!みたいな。
頷くしかない!みたいな、そんな気持ちになる。
どんなものも同じ星を見ているので、言い方が変わったり捉え方が変わるだけで本質の部分は一緒だから、知るなら好きな言葉を使う人のがいいなと思う。
それこそ、柔らかいナイフを持った人だなぁって。感動しながら情報を得る瞬間、それは変化に一番近い扉が開くのではないか?



シンパシーよりワンダーを
自分の生きるスローガンのようなもの。